制作レポート さとうりさ/地蔵まえ4(縫い合わせ)③
【さとうりさと妖精たちとの仮縫い作業】
今回は、いよいよ妖精たちの仮縫い作業!
今回はさとう氏が、ミシンや模型などを持参しての現地入りです。
まずは、みんなで模型を見せてもらうイメージをつかみます。
やっていた作業の意味がクリアになり、「ほうほう!」とうなずく妖精たち。
その後は、仮縫い作業に入ります。
きっと家での縫い物作業は、奥様に任せっきり(であろう)世代の妖精たちも
さとう氏の指示にはきっちり従います。
針に糸を通す作業のくだりはぜひ、さとう氏の「縫い合わせ日誌」必見!
爆笑です。
慣れない作業だけれど、みんな真剣。
そして、この間もずーーーっとあれやこれやしゃべり続ける妖精たち。
カーシ君とノボル君の息の合った連携プレーもほのぼのします。
(写真1枚目)
器用なカーシ君にミシン作業は任せて、残りのメンバーでさとう氏の
過去作品にエアーを入れて見せてもらいました。
少しのエアーでふくらむこと、風の影響をたくさん受けることなどを実感して、今度は作品の設置場所もみんなで検討。
「ぬくり園はどうだか!」
「でもあそこは風が巻くでなあ」
などなど話し合い、すぐ現地にみんなで見に行きます。
結局、安心安全で、会期中連日設置可能となりそうな抜里防災センターの線
で行こうということに。
みんな、もはや自分の作品です。
春の空気が感じられるのんびりした中、今回もにぎやかに、真剣に作業が進みました。
さとうりさ氏の視点による制作過程も以下からぜひ!(妖精たちの性質wを見事につかんでいて爆笑です!)
さとうりさの視点による制作ブログ
縫い合わせ日誌(地蔵まえ4)
https://jizomae04.hatenablog.com/
●作家名
さとうりさ
Risa Sato
●プロフィール
1972 年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了
作品を用いたコミュニケーション手法を探り、屋外で展開するオブジェ作品を数多く制作。
他に絵本制作、教育番組のアートディレクターなど活動は多岐に渡る。
HP:www.risacan.com
●作品プラン名
地蔵まえ4(縫い合わせ)
●作品プラン説明
これまでの「無人駅の芸術祭」のなかで制作したオブジェ作品が、地元の方々の協力を得てバルーン作品となって現れます。
オンライン対話と配送を駆使した協働制作は、私たちにどれくらいの達成感を与えてくれるのでしょうか。
またそれはどんなふうに見る人へ伝わるのでしょうか。