ヒデミニシダ
Hidemi Nishida
Hidemi Nishida
1986 年北海道小樽市出身。
風景との対話を楽しむ環境芸術作品を多く手がける。
ベルゲン芸術大学大学院を修了後、東京を拠点に活動。
2018年から2019年にかけポーラ美術振興財団在外研修員としてモスクワに滞在。
<今回作品>
〇作品タイトル:
境界の遊び場Ⅱ/ちゃばらのカーテン
境界の遊び場Ⅰ/浮かぶ縁側(2020発表作品)
〇作品概要:
境界の遊び場Ⅱ/ちゃばらのカーテン
茶畑の一角にひらひらと漂う大きなカーテン。
その下には円形のベンチが設えられ、抜里の風景を訪れる人々の休息の場となります。
茶畑の空に漂う薄く柔らかな布地の向こうには世界の輪郭が浮かび上がり、はためく裾から見え隠れするその端々に、世界の細部がきらめくでしょう。
境界の遊び場Ⅰ/浮かぶ縁側
大井川流域の地域では、対岸との人の行き来、物資の運搬、情報の伝達といったことに様々な工夫がされてきました。
吊り橋をかけたり、ロープを渡したり、山の上から遠くへ目を凝らしたり。
こうした「彼方への意識」を楽しむ場として、茶畑の上空に立ち上がった大きな縁側を立ち上げます。ゆっくりと、どこか彼方を眺めてみてください。
〇作品設置場所:
大井川鐵道抜里駅エリア
<過去作品名及び制作年>
うかぶ縁側/2020
Fragile bridge/2020